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運勢を揺るがす感動の話 6

マナちゃんの葬儀には、会場に人が満杯で入らないくらいの参列者が訪れました。
みんなに優しかったマナちゃん。
初七日を終え、少しだけ落ち着いた頃。
おばあちゃんは、お父さんとお母さんに、ハルくんが書いた手紙と、マナちゃんが亡くなった日のハルくんの不思議な様子を伝えました。
手紙を読んだお父さんとお母さんは、嗚咽をあげて泣きました。
お母さんは言いました。
「マナの伝言、意味が分かる。私も夢を見たの・・・マナのように早くに亡くなった子のお母さん達に寄り添う仕事をしていた夢だった・・・私の仕事だよってマナが言ってるんだと思う。」
それから数年が経ち、ハルくんは高校受験を迎える年齢になりました。
お母さんは、愛する人と死別した方々の悲しみに寄り添い癒やすことを目的とした資格を取り、それを仕事として活動しはじめました。
お父さんは、お母さんの活動を応援して、お母さん自身に寄り添いました。
ハルくんは、医者を目指して受験する高校を決めました。

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